※アパルトヘイトへの抗議 ©️1980’s Paul Weinberg
私はアフリカ屈指の法学部で2つの法学学位を取得し、優秀な成績で卒業しました。2024年の大学最終学年から就職活動を続けていますが、全く採用されません。レジ係、棚卸し係、食料品袋詰め係など、あらゆる職種に応募しましたが、いずれもダメでした。
(※投稿者は白人男性)
2026年5月中旬投稿
南アフリカで現在ANCが握っている独占的な権力は、近いうちに打破されると思いますか?
※南アフリカの主要政党と支持基盤
- アフリカ民族会議(ANC)
黒人層の大多数から支持を受け、アパルトヘイト廃止後の1994年以降、長期にわたり与党を維持してきた。 - 経済的解放の戦士(EFF)
ANCを除名されたジュリアス・マレマらによって結成された左派政党で、ANCと支持基盤が競合している。 - 民族の槍(MK)
左派ポピュリスト政党で、ズールー族が多いクワズール・ナタール州で強い支持を得ている。 - 民主同盟(DA)
白人層とカラード(混血層)から強い支持を受けるリベラル政党で、西ケープ州や一部自治体で州政府を運営している。
-
支持者の数は選挙ごとに減っていますが、それでも彼らは依然として過半数の票を獲得しています。牙城がすぐに崩れるかどうかは分かりませんが、そうなって欲しいですね。彼らはこの国を破滅に追い込んだのです。
-
では、ANCに取って代わるのはどの党でしょうか? EFFは基本的にANCと名前が違うだけで、攻撃的なマルクス主義と、党首のジュリアス・マレマの個人崇拝がおまけとしてついているだけです。
-
EFFは最近、多くの支持者を獲得しています。マレマは人種差別主義者で、集会で頻繁に「ブーア人を殺せ」と言ってるのが懸念材料です。もう一つの有力政党は、大規模な汚職で大統領を辞任せざるを得なくなったジェイコブ・ズマ元大統領率いるMKです。私の意見では、DAが現在の政党の中で最も優れています。
※ブーア人:17世紀から南アフリカに入植したオランダ系移民の子孫。アフリカーナーとも呼ばれ、南アフリカの白人の大半を占める。アパルトヘイト政策の推進者。
-
年齢は?どんな学位を持ってますか?
-
25歳です。2種類の法学士(BA LawとLLB)の学位を持っています。
-
あなたの学位で、海外で仕事を見つけられないの?
-
残念ながら、できません。
法学の学位は国によって異なるため、国外移住したい場合は、その国の大学に入学して学位をほぼ全て取得し直さなければなりません。私にそんな費用を払う余裕はないですよ。
-
南アフリカには、失業率の上昇につながる人種差別的な法律が145件もあるという話ですが、詳しく説明していただけますか?
-
有名なのは、黒人、カラード、インド系南アフリカ人を優遇するBEE(黒人経済力強化)です。企業はBEEに準拠するために、一定数の黒人、カラード、インド系の人々を雇用しなければなりません。
BEE評価の高い企業は入札や政府契約において優遇されるため、企業にとって非白人を雇用することは有益なのです。多くの求人は、白人を除外し、BEE対象者向けに募集されています。
私の父は、非常に大きな会社(従業員数千人)で働いていますが、その会社の採用担当マネージャー(黒人女性)は、白人の履歴書は見ないと言っていました。父が働いている会社には、失業中の南アフリカ人向けのインターンシッププログラムがあり、応募できるのは黒人系南アフリカ人だけだと明記されています。
-
でも、あなたの両親や祖父母はアパルトヘイトで恩恵を受けた側なんでしょう?。
-
確かに、私の両親はアパルトヘイトのおかげで財産を築きました。でも、私の両親は二人とも貧しい家庭の出身です。父とその兄弟姉妹はほとんど毎日食べるものにも事欠いていました。大学に行く余裕もなく、どんな仕事でも見つけて懸命に働き、平均的な生活を送れるようになりました。
それよりも、現在何百万人もの南アフリカ国民が空腹のまま眠りにつく一方で、政府が毎月何百万ドルもの資金を無駄遣いしていることに目を向けるべきではないでしょうか。彼らは自分たちの懐を肥やす一方で、一般市民は貧困線以下の生活を送っているのです。
-
どんな収入で生活していますか?
-
両親が私を支えてくれるので、私はとても幸運です。
-
家族の支えがなくなったら、どうなるの?国を離れるのか、ホームレスになるのか、それとも犯罪者?
-
多くの人が政府の補助金に頼っていますが、その額では生活していくには不十分です。ホームレスになったり、非公式の居住地で暮らしたり、犯罪に走ったりします。
-
自分の法律事務所を開設すれば?
-
難しいですね。
弁護士になるには2年間の実務研修(インターンシップのようなもの)を受け、その後4つの資格試験に合格する必要があります。それらがすべて完了して初めて、自分の事務所を開業できるのです。
-
裁判所や非営利団体のボランティアで、代理人を務めたりして経験を積むのはどう?
-
裁判所でのボランティア活動には応募しました。でも結局、依頼人を代理するには2年間の実務研修と、弁護士資格が必要なんです。その、実務研修先すら見つかりません。
近所の人が非営利の法律事務所で働いているので、ボランティアを何度も希望しましたが、定員がいっぱいだと言われました。しかも、黒人しか採用しないとまで言われました。
他の都市では、給料が非常に少なく、一人暮らしは無理です。
また、法律事務所は自家用車の所有を前提としているため、保険料と車のローン返済も非常に困難です。
実務研修中は、ほとんどの人が親に頼らざるを得ない状況です。
-
ご両親はコネを持ってないんですか?
-
両親は別の業界で働いているので、コネはありません。
-
アメリカへの政治亡命申請を検討したことはありますか?
-
いいえ。
医学などの他国でも通用する学位や、配管工のような専門職の学位でもない限り、まともな国に入るのは不可能なんです。
私の学位は国によって内容が異なるので、どの国に行っても基本的に学位を全部やり直さなければなりません。
唯一まともな選択肢は難民申請をしてアメリカに行くことですが、独身なので、何の支援もないまま新しい国に行くのはとても不安です。
※元の投稿 https://www.reddit.com/r/AMA/comments/1tke5vj/i_live_in_the_country_with_the_highest/


コメント